骨盤矯正は寝ながら実践できる?自分でもできる骨盤矯正のポイント
2019年08月26日
「骨盤の歪みを自分で改善したい」と考えている方も多いと思います。
ちゃんとした矯正はプロでないと難しいですが、家で寝ながら簡単にできる、骨盤に良い運動もあるので、紹介したいと思います。
骨盤矯正は自分ではできない?
広がった骨盤を元に戻すには、外からの力で締める必要があります。
出産する際に骨盤が緩み、産道が開きます。リラキシンと言うホルモンが影響し、筋肉と靭帯を緩める効果があり、骨盤を緩ますことで産道を開かせているのです。
緩んだ骨盤は3~5ヶ月かけて元の状態に戻るのですが、産後も家事や育児で身体を動かしたり、日常動作のクセがあったりすることで、骨盤が元の状態まで戻りきらないお母さんが多くいらっしゃいます。
骨盤が元に戻らないままですと、「腰痛」「下半身の痛み」「下半身の痺れ」などの症状が出ることが多いです。そのような症状を防ぐためにも骨盤矯正は必要です。
もちろん身体の症状以外にも、「妊娠前のズボンが履けなくなった」「骨盤が開いた気がする」など感覚的な面に悩まれる方もいます。
出産に伴って骨盤は開きます。普通分娩でも、帝王切開でも骨盤は開きます。骨盤を正しておかないと、様々な症状が表れますし、それらに悩まされているお母さんが多くいらっしゃいます。
痛みや痺れ等の症状が表れてからでも、骨盤を整えることで痛みや痺れは改善されますし、症状が表れる前に整えれば、悩まされることなく家事や育児を行なえます。また骨盤矯正をしておくことで、不妊対策にもなります。
症状の有無に関わらず、ストレッチや体操などで骨盤を締めることは難しいです。そのため、強制的に骨盤が締まる方向に力を加えて骨盤矯正を行ないます。
ただ、症状を少しでも楽にするようなストレッチもありますので、順番に紹介します。
骨盤の歪みを悪化させないポイント
先ほど説明した通り、緩んだ筋肉や靭帯が産後3~5ヶ月かけて元の強さに戻るのですが、意識して頂くポイントとしては、「今よりも骨盤を開かせない」「今よりも症状を悪化させない」ことです。
妊娠中にどうしても骨盤は後傾するので、腰の骨が丸くなりがちです。ですから骨盤が前傾することを意識して頂き、腰が反れるように姿勢を良くして下さい。
また筋肉や靭帯の強さが元に戻っていない時は、骨盤が広がってしまう恐れがあります。骨盤ベルトを着用し、できるだけ骨盤が広がらない様に心掛けることも重要です。
寝ながらできる骨盤矯正のストレッチ
自宅で簡単にできる骨盤矯正のストレッチを紹介します。ぜひ試してみて下さい。
- 恥骨痛の軽減が期待できるストレッチ
- 仰向けに寝て、両足をまっすぐ伸ばします
2足の裏が外側・太ももの前が内側を向くように、片方の足の膝を曲げます
- 2の足に少しずつ体重を乗せ、5秒間キープする
- ゆっくり元の位置に戻す
- 1~4を左右交互に、3~5セット行う
- 尿漏れ・お湯漏れの軽減が期待できるストレッチ
- 少し大きめのタオルを丸めます(直径5cm程が理想、クッションでも構いません)
- 立った状態で丸めたタオルを、股に挟みます
- 膝を伸ばす様に太ももに力を入れ、タオルを押し潰します
- 同時にお尻の穴にも力を入れて、10秒間押し潰したままキープします
- 余裕のある方はゆっくり膝の屈伸動作を行って下さい
- 1~5を3回1セットとし、1日3セット行って下さい
骨盤矯正の治療とは?
骨盤矯正の治療では、姿勢や正しい座り方などを指導します。ストレッチやマッサージで筋肉を緩めた後、腰椎(腰の骨)を矯正し、骨盤を当院開発のオリジナルのベルトを使って締めます。
更に空気の圧力が掛かるベルトを使ってより強制的に骨盤を締めます。
テーピングや鍼を使っての足首の矯正や、太ももの筋肉を鍛えるトレーニングも行ないます。
当院では基本的に1回30分の施術を週1回のペースで計6回を目安に来院して頂いています。
人それぞれ症状が違いますので、来院回数は前後しますが、基本的にはどなたも6回までで終了します。4回の施術で終わる方や、7回目の施術が必要になる方もいらっしゃいます。各々の症状に合った回数で施術しますので、まずはお越し下さい。
また、矯正が終了した後でも、仕事や日常生活の癖などで骨盤が開くことがあります。月1回を目安に気になることがあればメンテナンスを行うなど、アフターフォーローもさせて頂いています。
初回のみ3.500円(初診料含む)で、2回目以降は2.500円です。
7回目以降・メンテナンスに関しては1.500円となります。
また骨盤矯正中には、鍼やテーピングを行いますが、別途料金を頂くことはありません。ご自宅でのトレーニング用にボールもお渡ししますが、こちらも別途料金を頂くことはございません。
このブログを書いたスタッフ
[整体師]
鮫島 千華(さめしま ちか)
学生時代は剣道に励んでおり、日々竹刀を振っておりました。 現在は、産後の骨盤矯正をさせていただいております。 産後のお悩みを解消できるように頑張っていきます。